フレンチカットグランの定義とは、髪の密度を一定にするカット法です。 まばらになった毛量密度や急激な段差を取り除き、毛束を均一に近づけていきます。 目安は自然なグラデーションです。
◎アイロン小で幅2cm、大で4cmです。
根元に1回入れると、はさみ幅を考えても1mm程度しか毛は出ません。アイロンも鉄板からの余幅が5mm程ありますので、根元から切った毛は挟むことは無いです。ストレートパーマ剤も根元から付ける事はしてはいけないので、 薬剤が付く事も無いはずです。
◎根元を1回入れて、2回目を入れる場所が2cm以下は定義から外れます。
2cm間隔で均等に切るならば自然なグラデーションにはならず、 梳き過ぎ の状態になります。
ショートカットの場合は入れれます。スタイルに合わせてフレンチカットグランを組み合わせて下さい。
◎フレンチカットグランはカットですので、根元付近をカットした毛がアイロン して折れるとなると薬液の選定ミス、タイムオーバーが考えられます。
毛先よりも根元付近の方が健康毛です。
アイロンで押さえ過ぎ、何度もやりすぎ、熱温度設定も考えられますが、 アイロン前にすでに伸びて軽くスルーするぐらいが理想だと考えています。
スライスが薄すぎるのも熱処理されすぎると思います。
◎手で挟んだ隙間の毛しかアイロンは入れれませんので、極細アイロンなど 長さに合わせて道具を使い分けてみて下さい。
◎フレンチカットグランをして1ヶ月ぐらいしてストレートをされる場合、髪をめくって1cmぐらいの毛がピンピンと多く見えるならば、それは入れすぎです。
スライスが重なり合ったり、2回目のハサミの入れが近距離過ぎたり、入れすぎて逆に収まりにくく膨らむ原因を作った可能性があります。
トリートメントを勧めてもう少し先延ばしにしてもらうか、 自分の ストレートパーマ技術で出来るならば確実に綺麗にしてあげて下さい。
◎ある講師はストレートパーマをする前に根元に1回ずつだけ入れて、ストレートパーマ後に全体にフレンチカットグランをしています。 臨機応変に組み合わせて下さい。
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フレンチカットグラン後に、何人もストレートパーマをしていますが、 短い毛が折れたチリついたなどは経験ないです。
毛先はあります。 こちらの毛髪判断、タイム、薬液ミスです。
根元から中間はミニアイロン、中間から毛先は大アイロンで
使い分けていますが、コームの使い方、アイロンの入れ方、
手の入れ方などになると、フレンチカットグランの技術ではなくなって
きてしまいます。
まだフレンチカットグラン技術講習を受けられて無いのであれば
是非ご参加下さい!
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